5月は、日本を訪れるのにとても快適な時期のひとつです。ほとんどの地域では桜の季節が終わっていますが、気候は穏やかで、公園は鮮やかな緑に染まり、夏の蒸し暑さもまだ始まっていません。ゴールデンウィークで列車やホテルが混み合う月初めの数日を避ければ、観光には申し分のない時期です。
この記事では、5月の天気やゴールデンウィークとその計画の立て方、主な祭り、持ち物、行き先をご紹介します。簡単に言うと、5月6日ごろ以降に訪れ、薄手の重ね着とレインジャケットを用意して、祭りか庭園をひとつは訪れる計画を立てるのがおすすめです。

5月の日本の天気
5月は、涼しい春と梅雨の間にあたります。日中はたいてい暖かく晴れ、夕方は涼しく、雨も何週間も降り続くのではなく、短時間降ることが多いです。北と南では気温にかなり差があるため、服装は行き先に合わせて選びましょう。
| 地域 | 日中の体感 | 天気の傾向 |
|---|---|---|
| 東京・関東 | 暖かく、気温は20度前半から半ばの日が多い | おおむね過ごしやすく、雨の日が数日あり、夕方は涼しい |
| 京都・大阪 | 暖かく、東京より暑くなることも | 晴れる日が多く、月末には湿度が上がる |
| 北海道 | 涼しく、気温は10度台半ばから後半の日が多い | 5月初旬に遅咲きの桜が見られ、夜は冷え込む |
| 日本アルプス・長野 | 谷間は穏やかでも、標高の高い場所は寒い | 高い峰や峠にはまだ雪が残る |
| 沖縄 | 暑くて蒸し暑い | 梅雨は通常、5月に沖縄から始まる |
あくまで目安としてご覧ください。特に山間部へ行く場合は、旅行の数日前に気象庁の予報を確認しましょう。一年を通した旅行時期については、日本旅行のベストシーズンをまとめた記事もご覧ください。
ゴールデンウィーク:計画で考慮しておきたいこと
ゴールデンウィークは、4月29日ごろから5月5日ごろまで続く祝日の集中期間です。日本では何日かまとめて休みを取る人が多く、国内旅行がピークを迎えます。新幹線の座席は売り切れ、ホテルの料金は上がり、京都、箱根、鎌倉などの人気スポットは大変混雑します。2027年の正確な日程や、その他の祝日については、2027年のゴールデンウィークと日本の祝日ガイドをご覧ください。
- できれば避けたい時期:5月2日ごろから5日ごろまでの到着や、長距離列車での移動です。
- この時期に旅行する場合:新幹線の座席とホテルは早めに予約し、人気の名所よりも、小規模であまり知られていない場所を選びましょう。
- 狙い目:5月7日ごろから月末までは混雑が大きく和らぎ、料金も通常に戻ります。
長距離列車を利用する予定なら、旅行前に新幹線のきっぷの予約方法を読んでおきましょう。
正直に言うと、ゴールデンウィークは日本で過ごした一年の中で最も大変な時期でした。どこも人が多すぎるので、この時期に旅行を計画するのはおすすめしません。東京に住んでいた頃は、いつも地方へ出かけていました。ある年は四国とアートの島、直島へ、別の年は福岡とその周辺の田園地帯へ行きました。

こどもの日とこいのぼり
5月5日はこどもの日で、ゴールデンウィークの最終日です。その数週間前から、こいのぼりと呼ばれる色とりどりの鯉の形をした吹き流しが、全国各地の家や川、寺の上を泳ぐ姿を見かけます。川に何百ものこいのぼりを渡す町もあり、写真を撮るのにもぴったりです。
鯉は上流へ泳いでいくことから、力強さや成功の象徴とされています。こいのぼりの意味や見られる場所について、詳しくまとめた記事も書きました。

5月の祭りとイベント
5月は祭りが多く、特に東京と京都でにぎわいます。開催日は年によって多少変わるため、予定を立てる前に公式サイトで確認してください。
- 三社祭(東京・浅草):東京でも特に規模が大きく、活気あふれる祭りのひとつで、通常は5月の第3週末に開催されます。浅草寺の周辺では、神輿が通りを練り歩きます。
- 神田祭(東京):5月中旬に開催されます。長い行列が見られる大規模な祭りは西暦の奇数年に行われ、それ以外の年は規模がかなり小さくなります。
- 葵祭(京都):通常5月15日に行われる、平安時代の装束に身を包んだ人々による、落ち着いた優雅な行列です。
- 音楽フェス:春になると屋外イベントが始まります。たとえば伊豆半島のRainbow Disco Clubは、通常ゴールデンウィーク頃に開催されます。

5月の花と自然
桜が咲いていなくても、5月は色鮮やかな季節です。新緑が寺院の庭園や山々を覆います。多くの公園や神社の境内ではツツジが咲き、藤は各地で4月下旬から5月上旬に見頃を迎えます。月の後半になると、一部の庭園では花菖蒲も咲き始めます。
東京でこの季節を楽しむなら、庭園を訪れるのも穏やかな過ごし方です。小石川後楽園は、みずみずしい緑と人混みを離れて散策できる静かな小道が魅力です。
5月上旬に北海道にいるなら、遅咲きの桜をまだ見られるかもしれません。山では、シーズンを迎えて開通したルートにも、深い雪が残っていることがあります。立山黒部アルペンルートは、春の高い雪の壁で有名です。妻と私は5月にこのルートを訪れましたが、雪の壁は道路の両側にそびえ立っていました。時期やチケットについては、私の立山黒部アルペンルートガイドで紹介しています。

5月の日本旅行で訪れたい場所
5月はほぼ日本全国を旅しやすい季節ですが、とりわけおすすめの場所もあります。
- 東京:散策に気持ちのよい天気で、祭りや屋上バー、公園も楽しめます。日帰り旅行の拠点にも便利です。
- 京都:ゴールデンウィークが終われば、春の桜の時期より人が少なく、寺院の庭園は緑に彩られています。
- 長野とアルプス:谷が緑に染まる一方、山頂には雪が残ります。美しい景色や温泉を楽しむのにぴったりです。
- 富士山周辺:湖畔の散策に向いています。ただし、春霞で山が隠れることもあるので、予定には余裕を持たせましょう。
- 田園地帯:この時期は田んぼに水が張られ、田植えが行われます。農村では水面に景色が映り込みます。
私は長野県を8回訪れていますが、春はとても気持ちのよい季節です。主な見どころは長野の旅程で紹介しています。
5月の私からのアドバイスは、大都市を離れてみることです。東京や京都も素晴らしいですが、この月ならではの魅力を味わえるのは、緑の谷や水を張った田んぼが広がり、人もずっと少ない田園地帯です。どこから訪れるか迷ったら、私の日本の田園旅行ガイドを参考にしてください。
5月の日本旅行に持っていくもの
- 暖かい日用のTシャツと薄手の長袖
- 夕方や山間部で使える薄手のジャケットまたはセーター
- 折りたたみ傘またはレインジャケット
- 寺院やレストランで脱ぎ履きしやすい、歩きやすい靴
- 日差しはすでに強いので、日焼け止めとサングラス
- 花粉に反応する方は、5月上旬も花粉が飛んでいることがあるため、アレルギーの薬
持ち物の詳しいリストは、私の日本旅行の持ち物リストをご覧ください。
5月の料金と混雑
ゴールデンウィークを除けば、5月は比較的お得に旅行できる時期です。ホテル料金は桜の季節や秋より低く、選択肢も多くあります。ゴールデンウィーク中は、観光地の客室料金が通常よりかなり高くなり、早く満室になることもあります。日程に融通が利くなら、5月の第2週に旅行を始めると、費用もストレスも抑えられます。
よくある質問
5月は日本を訪れるのに良い時期ですか?
はい。5月は穏やかな気候で、緑豊かな景色を楽しめます。桜の季節より混雑も少なめです。できれば、月初めのゴールデンウィーク中の旅行は避けましょう。
日本のゴールデンウィークはいつですか?
ゴールデンウィークは通常、4月29日ごろから5月5日ごろまでです。最も混雑する日は年によって祝日の並び方が異なるため、旅行日程に合わせてカレンダーを確認してください。
5月の日本は雨が多いですか?
日本の主な島々では、5月は通常それほど雨が多くありません。梅雨は一般に6月に始まりますが、沖縄では5月に梅雨入りすることがよくあります。
5月でも桜を見られますか?
日本のほとんどの地域では見られません。北海道の一部や標高の高い場所では、5月上旬に遅咲きの桜を見られることがあります。
5月の東京はどれくらい暑いですか?
5月の東京は暖かく、日中は過ごしやすい気温で、夕方は涼しくなります。5月下旬には、日によってすでに蒸し暑く感じることがあります。
5月の日本では何を着ればよいですか?
重ね着がおすすめです。Tシャツや長袖のトップスに薄手のジャケットを合わせ、歩きやすい靴と小さな傘も用意しましょう。
5月の日本旅行は費用がかかりますか?
ゴールデンウィーク中は料金が急上昇しますが、それ以外の時期は通常、比較的手頃です。3月下旬、4月上旬、11月より安いこともよくあります。
旅行ルートをまだ検討中なら、私の日本旅行の旅程を出発点にしてみてください。日帰り旅行では、この季節ならではの新緑を楽しめる場所を選びましょう。
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