日本は世界有数のスキー大国ですが、今でも多くの人を驚かせます。スキーが暮らしの一部になっているスイスで育ち、東京には3年間住んでいました。日本のスキー場は小さくて料金も高いだろうと思っていましたが、実際に出会ったのは、これまで滑った中で最も軽いパウダースノー、ゲレンデのすぐそばにある温泉、東京から数時間で行ける安価な初心者向けの旅、そしてアルプスとはまったく違う雰囲気の山あいの村でした。
日本でのスキーを網羅したガイドです。北海道から長野、新潟、群馬、東北まで主要なエリアを取り上げ、リフト料金の目安や東京からのアクセス、初心者と上級者に向くエリア、旅行費用、利用する価値のあるパス、日本のスキー文化について紹介します。北海道のニセコとルスツで滑ったほか、8回訪れた長野県では、竜王スキーパークへの安価な週末旅行が大好きになりました。自分の体験をもとに書いている箇所は、そのように明記しています。それ以外の情報は、各スキー場の公式情報に基づいています。
日本でのスキー:概要
- シーズン:おおむね12月から4月までです。標高の高いスキー場の中には5月まで営業するところもあり、山形県の月山は春から夏にかけても滑れます。
- パウダースノーのベストシーズン:1月中旬から2月末までです(この時期の天気やイベントについては「1月の日本」をご覧ください)。
- パウダースノーにおすすめのエリア:北海道です。北海道のすべてのスキーエリアを紹介するガイドもご覧ください。
- 東京近郊のおすすめエリア:長野と新潟です。どちらも新幹線で約1〜2時間、そこから短時間の乗り継ぎで行けます。
- 大人の1日券:小規模なスキー場は約4,000〜6,000円、大規模なスキー場の多くは7,000〜10,000円ほどです。北海道で最も料金の高いスキー場では、ピークシーズンに約17,000円になることもあります。
- スキーを始めるなら、最も安いのは東京発・長野行きの週末バスパッケージです。私たちが竜王へ行ったときは、交通費、ホテル代、用具代込みで2日間400米ドル未満でした。
- アフタースキーを楽しめるのはニセコだけです。ほかのほとんどの場所では、夜は温泉と夕食を楽しんで早めに休みます。

日本に雪がたくさん降る理由
日本に雪をもたらすのは、シンプルながら強力な気象の仕組みです。冬になると、シベリアから冷たく乾燥した空気が日本海を越えて吹きつけます。日本海は比較的暖かいため、空気は大量の水分を取り込みます。北海道や本州の日本海側にある山々、たとえば新潟、長野、東北の山々に到達すると、空気は上昇して冷え、その水分を雪として降らせます。この「日本海効果」による雪は真冬のあいだ何度も降り続きます。そのため、日本のスキー場にはアルプスや北米の有名なスキー場より多くの雪が降るところもあります。
最も寒い地域は北海道で、雪は最も軽く乾燥しています。本州でも、白馬、志賀高原、妙高のような標高の高いスキー場では上質なパウダースノーが楽しめます。一方、太平洋側に近い標高の低いスキー場では、雪が湿り気を帯びることがあります。日本のスキー場はアルプスより標高が低いところが多いですが、雪質がそれを補ってくれます。スイス人の友人たちは、初めてニセコの標高を知ったとき、あまり感心していませんでした。でも、膝まで埋まるパウダースノーを初めての朝に体験すると、考えが変わりました。
日本のスキーエリアを比較
| 地域 | 有名なスキー場 | 東京からのアクセス | 雪 | おすすめの楽しみ方 |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | ニセコ、ルスツ、キロロ、富良野、手稲 | 新千歳空港まで飛行機、その後バス | 最も軽く乾いたパウダースノー | パウダー、ツリーラン、1週間の旅行 |
| 長野 | 白馬バレー、野沢温泉、志賀高原、竜王 | 長野まで新幹線(約1時間半)、その後バス | 豊富で安定した積雪、高い山々 | アルプスの景色、温泉街、あらゆるレベル |
| 新潟 | ガーラ湯沢、苗場、かぐら、妙高 | 越後湯沢まで新幹線(1時間半未満) | 非常に多い積雪 | 東京からの日帰り旅行、妙高のパウダースノー |
| 群馬 | Mt.T(谷川岳)、水上、草津 | 上毛高原まで新幹線(約1時間)、その後バス | 良質な雪、Mt.Tの急斜面 | 短い旅行、温泉街 |
| 東北 | 蔵王温泉、安比高原、八甲田、ネコマ | 新幹線で2時間半~3時間半、その後バス | 積雪が多く、雪が冷たい。混雑も少なめ | 樹氷、バックカントリー、静かなゲレンデ |
| 中部・西日本 | ダイナランド、白山一里野、びわ湖バレイ | 名古屋、金沢、京都からのアクセスが便利 | 変わりやすい | 西日本からの短い旅行 |
北海道:パウダースノーの聖地
底なしのパウダースノーを夢見るなら、北海道へ行きましょう。日本最北の島は気温が最も低く、雪質も最もドライです。国際的なリゾートのニセコから、1日4,000円未満で滑れる地元のスキー場まで、予算に合わせて選べます。
- ニセコユナイテッド:4つのエリアが1枚のパスでつながり、公式のバックカントリーゲートがあり、北海道で本格的なアフタースキーを楽しめる唯一の場所です。大人の1日券は、シーズン初めは約8,800円、ピークシーズンは約13,500円です。私のニセコ・グラン・ヒラフガイドでは、レンタルやレッスン、安く泊まれる場所を紹介しています。
- ルスツ:3つの山に広がるツリーランで有名で、ニセコからも近いスキー場です。窓口で買うリフト券は日本でも特に高額なので、オンラインで購入しましょう。
- キロロ:北海道でも有数の豪雪リゾートで、札幌から車で約1時間です。
- 札幌手稲・札幌国際:市内から気軽に日帰りできるスキー場です。スキーとさっぽろ雪まつり、夜のジンギスカンを一緒に楽しみたい人にぴったりです。
- 富良野:北海道の中央部にあり、雪はとてもドライです。12歳以下の子どもは無料でスキーを楽しめます。
- 旭岳:火山でのバックカントリースキーです。雪崩対策装備を持った上級者に限られます。友人たちは滑りに行ってとても気に入っていましたが、万全の準備をしていました。
北海道のスキー場全27か所について、料金やアクセス、それぞれどんな人に向いているかを、別記事の北海道スキーガイドで紹介しています。北海道はスキー以外の冬の旅も楽しめます。運河の町小樽や、白い恋人のチョコレート工場、温泉地の登別などがあります。
長野:日本アルプス、温泉街、初心者向けのお得な旅
長野では1998年に冬季オリンピックが開催され、本州屈指のスキーエリアです。日本有数の高い山々や迫力あるアルプスの景色、昔ながらの温泉街、そして有名なスノーモンキーが楽しめます。東京からのアクセスも便利です。北陸新幹線なら長野駅までおよそ80〜100分で、駅からスキー場へはバスが運行しています。スキーと観光の両方で長野を8回訪れていますが、東京に住む人に最もおすすめしたいエリアです。
白馬バレー
白馬バレーは北アルプス沿いに広がる10か所のスキー場からなり、白馬バレーシャトルバスも利用できる共通パスがあります。本州で最も国際色豊かなスキーエリアで、大きな標高差を楽しみたい上級者におすすめです。白馬バレーの大人1日券は約11,000円で、各スキー場の単独券はそれより安くなります。白馬バレーはエピックパスの提携先です。
| 白馬のスキー場 | 山頂標高/標高差 | 大人1日券(目安) | おすすめの人・楽しみ方 |
|---|---|---|---|
| 白馬八方尾根 | 約1,830 m/1,070 m | 約9,800円 | 上級者、オリンピックのダウンヒルコース、バックカントリーゲート |
| 白馬五竜・Hakuba47 | 約1,680 m/930 m | 約9,500〜10,000円 | さまざまなレベルの人、林間コース、白馬村で唯一のナイター |
| 栂池高原 | 約1,700 m/900 m | 約9,800円 | 初心者や家族連れ、幅の広いコース、バックカントリーゲート |
| 白馬岩岳 | 約1,290 m/540 m | 約7,500円 | 家族連れ、白馬の峰々を望む絶景 |
| 白馬コルチナ | 約1,400 m/530 m | 約6,500円 | 手頃な料金でパウダースノーや林間コースを楽しみたい人 |
| 白馬バレーパス | 10か所のスキー場 | 約11,000円 | 白馬バレー全体を巡りたい人 |
東京から白馬へは、北陸新幹線で長野まで行き、そこから高速バスに乗ると約3〜3時間半です。新宿発の直行高速バスなら約5時間です。白馬では、一部のスキー場でバックカントリースキーが指定ゲートからのみ許可されており、禁止されているスキー場もあります。ゲレンデを出る前に、白馬バレーのルールを確認してください。
野沢温泉
野沢温泉は、私にとって理想の日本のスキー村です。無料の共同浴場がある昔ながらの温泉街で、細い路地のすぐ上には大きな山がそびえています。スキー場には40以上のコースがあり、標高差は1,000メートル以上、最長滑走距離は約10キロです。大人の1日券は約7,800円で、この規模を考えるとかなりお得です。ナイターも楽しめます。北陸新幹線で飯山駅まで行き、そこからバスに乗ります。
志賀高原とスノーモンキー
志賀高原は日本最大の連結スキーエリアです。12以上のエリアがあり、1枚のチケットで40基以上のリフトやゴンドラを利用できます。横手山の標高は約2,300メートルです。標高が高いため雪質が安定していて、乾いた雪が楽しめるシーズンは長く、5月まで続くこともよくあります。大人の1日券は約9,500円で、志賀高原はIkon Passの対象です。
志賀高原のすぐ下には地獄谷があり、温泉に入ることで有名なスノーモンキーが暮らしています。私は2回訪れましたが、雪の中で猿たちを見るのは、日本の冬の体験の中でも特におすすめです。スキーとあわせて訪れるなら、私のスノーモンキー温泉ガイドをご覧ください。善光寺や長野の街も訪れるなら、長野旅行プランも参考にしてください。
竜王スキーパーク:予算を抑えて滑りを覚えた場所
竜王スキーパークは、私たちが一緒に行った初めてのスキー旅行の場所です。東京から手頃な費用でスキーを習いたい人におすすめしています。彼女はスキーを習い始めたところでしたが、初級者向けの斜面でどんどん自信をつけていきました。オリオンツアーの週末バスパッケージを予約し、交通費、ホテル、用具がセットになっていて、週末旅行全体でかかったのは400米ドル未満でした。こうした料金なら、学生や若い海外在住者にも日本でのスキーが手の届くものになります。
竜王には約20のコースがあり、標高差は1,000メートル以上です。ロープウェイでSORA terraceまで行くと、眼下に広がる雲海を見られることもあります。大人の1日券は約5,800円で、シーズン初めと終わりはさらに安くなります。多くの日にナイターも営業しています。山のすべてが初心者向けというわけではないので、最初は簡単なコースを滑りましょう。予約方法や確認しておきたいことは、私の竜王スキーパークガイドで詳しく紹介しています。
長野のその他のスキーエリア
- 斑尾:ツリーランとパウダースノーで知られ、コースは約30本。1日券は約8,500円で、Ikon Passにも加盟しています。
- 戸隠:長野市や戸隠神社の近くにある、静かで手頃なスキー場です。料金は約6,800円です。
- 軽井沢プリンスホテルスキー場:新幹線と短時間のシャトル移動で、東京からドア・ツー・ドアで約1時間15分です。人工降雪に頼っているためシーズンの早い時期から営業し、コースの大半は初心者向けです。スキーを初めて体験するにはぴったりですが、規模は小さめです。
- タングラムと黒姫:斑尾の近くにある、家族連れにぴったりのスキーエリアです。
- 御嶽スキー場:木曽地域にある標高の高い静かなスキー場で、ドライパウダーが楽しめます。チケットも約5,000円と手頃です。
長野は冬の観光の拠点としてもおすすめです。白馬へ向かう途中には城下町の松本があり、さらに西へ数日進むと、雪景色の合掌造り集落白川郷や、日枝神社のある古い町、高山まで足を延ばせます。
新潟:東京からの日帰り旅行と妙高の極上パウダー
湯沢:GALA、苗場、かぐら
新潟の湯沢エリアは、東京から最も手軽にスキーへ行ける場所です。上越新幹線なら越後湯沢駅まで90分もかからず、冬季にはガーラ湯沢駅まで直通する列車もあります。駅舎の中からゴンドラに乗れるので、朝食後に東京を出て、昼前には雪の上に立てます。ガーラ湯沢の大人用1日券は約7,500〜8,000円で、オンラインならさらにお得です。JR東日本では新幹線とリフト券がセットになった商品も販売しており、日帰り旅行がいっそう手軽になります。シーズンによっては営業していないエリアもあるため、出発前にガーラ湯沢の営業エリアを確認してください。
- 苗場:大きなホテルを備えたプリンス系の大型リゾートで、越後湯沢駅からバスで約50分です。日本最長クラスのゴンドラのひとつ、ドラゴンドラでかぐらと結ばれています。Mt.Naeba共通券は約9,800円です。
- かぐら:豊富な積雪と1,200メートルを超える標高差が魅力で、本州でも営業期間が長く、5月中旬まで滑れることもよくあります。料金は約8,500円です。
- 岩原:越後湯沢駅からバスで10分の、手頃な料金で楽しめるファミリー向けリゾートです。料金は約5,500円で、ナイターもお得です。
- 石打丸山:石打駅から歩いてすぐで、ナイター営業があり、あらゆるレベルに対応したコースがそろっています。
妙高高原
妙高は日本有数の豪雪地帯で、白馬よりも地域に根ざした雰囲気を求めるパウダースキーヤーに人気です。主なエリアは赤倉温泉、赤倉観光、池の平、杉ノ原です。杉ノ原は標高差が1,100メートルを超え、小学生は無料で滑れます。1日券は約7,000〜8,000円です。リフトが数基しかない小さな関温泉は、深雪と約4,000円の手頃なチケットで地元の人たちに知られています。妙高杉ノ原と近くのアライマウンテンリゾートは、Ikon Passの対象です。東京からは新幹線で長野駅へ行き、しなの鉄道に乗り換えて妙高高原駅へ向かいます。所要時間は合計で約3〜3.5時間です。
群馬:Mt.T、水上、草津
- Mt.T(谷川岳天神平):現在は星野リゾートが運営しており、谷川岳のロープウェイでアクセスできます。急斜面やパウダースノーが楽しめる上級者向けで、上毛高原駅まで新幹線で約1時間、そこからバスに乗ります。Ikon Passの対象です。
- 水上宝台樹:16コースがあり、1日券は約6,900円。日帰りで気軽に楽しめます。
- 草津温泉:日本有数の温泉地にある小規模なスキー場です。2018年の草津白根山の噴火以降、山頂エリアは閉鎖されており、滑れるのは下部の斜面のみです。スキーより温泉をメインに楽しむのがおすすめです。
- 丸沼高原:標高約2,000メートルにあるスキーリゾートで、シーズンは5月まで続きます。
東北:樹氷、バックカントリー、空いたゲレンデ
本州北部は雪の量が非常に多く、北海道や白馬に比べて外国人観光客がずっと少ないエリアです。東京からは新幹線とバスで通常2時間半〜3時間半ほどかかりますが、そのぶん深い雪と静かなゲレンデを楽しめます。
- 蔵王温泉(山形):樹氷で有名です。木々が霧氷と雪にすっぽり覆われ、「スノーモンスター」と呼ばれています。見頃は2月中旬ごろで、夜にはライトアップされる日もあります。蔵王は歴史ある温泉街でもあり、Ikon Passの対象です。1日券は約7,500円です。
- 安比高原(岩手):きれいに整備された長いコース、大型リゾートホテルがあり、シーズンは5月上旬まで続きます。料金は約9,000〜9,500円です。Ikon Pass提携リゾートです。
- 八甲田(青森):ロープウェイと数基のリフトが、雪深い伝説的なバックカントリーエリアへとつながっています。強風でロープウェイが運休することもよくあります。ガイドと一緒に行きたい場所です。
- ネコマ マウンテン(福島):旧アルツ磐梯と猫魔のスキー場が、星野リゾートの運営する一体型エリアになりました。Ikon Passの対象です。
- 夏油高原と田沢湖:雪深く、料金も手頃です。田沢湖では日本一深い湖を見渡せます。
- 月山(山形):少し特殊なスキー場です。雪が深すぎるため真冬は閉鎖し、春から夏にかけて、4月ごろから7月ごろまで営業します。
中部・西日本
名古屋、大阪、京都、金沢に住んでいるなら、長野まで行く必要はありません。岐阜のダイナランドと鷲ヶ岳では、名古屋から訪れる人に人気のナイターを楽しめます。白山一里野温泉は金沢からバスで約80分なので、金沢旅行に組み合わせるのもおすすめです。滋賀のびわ湖バレイは、琵琶湖を見渡せるロープウェイ利用のスキー場で、京都や大阪からも近いです。これらのエリアはシーズンが短く、北日本ほど雪が安定しませんが、日帰りで滑るにはぴったりです。春には、近くの立山黒部アルペンルートで、日本アルプスにどれほど雪が積もるのかを実感できます。何メートルもの高さに達する雪の壁が見られます。
初心者向けスキー:東京近郊でお得に滑りを習う
日本はスキーを始めるのにぴったりの国ですが、初めてレッスンを受けるために北海道まで飛ぶ必要はありません。北海道の大規模なスキー場は料金が高く、初心者はまだ深いパウダースノーを楽しめないからです。東京近郊で習えば費用をかなり抑えられ、上達して自信がついてから北海道に行けます。
- 週末のバスツアー:旅行会社では、東京発で長野や新潟へ行くバス、ホテル、リフト券、レンタルのセットプランを販売しています。オリオンツアーで行った竜王での週末旅行は、400米ドル未満でした。ウェアのレンタルや食事、リフト券が何日分含まれているかなど、プランごとの内容を比べてみてください。
- 新幹線の日帰り旅行:JR東日本では、ガーラ湯沢をはじめ、新潟や長野のスキー場へ行く新幹線とリフト券のセットプランを販売しています。料金は日程によって異なります。
- スキーバスの日帰りツアー:新宿から白馬、苗場、竜王などのスキー場へ向かう日帰りバスツアーは、リフト券付きのものが多く、料金は通常13,000〜15,000円です。
- 練習に向いたお手頃なスキー場:岩原、軽井沢プリンスホテルスキー場、竜王の初級コース、白馬の栂池、群馬の小規模なスキー場などがあります。
- 若者向けのリフト券無料制度:「ゆきマジ」では、19〜22歳の人を対象に、参加する100か所以上のスキー場でリフト券が無料になります。出発前にオンラインで登録し、顔写真付き身分証明書を持参してください。
- 子どもはリフト券無料:北海道の富良野や妙高杉ノ原など、幼い子どもが無料で滑れるスキー場もあります。
レッスンを予約する場合は、支払いの前に対応言語を確認してください。ニセコ、白馬、野沢では英語のレッスンが一般的ですが、小規模な日本のスキー場ではあまり多くありません。彼女は竜王で基本を学んだあと、2回目のスキー旅行でニセコの地元ガイドをプライベートで予約しました。この組み合わせはぴったりでした。
日本のアフタースキー:期待値を調整しましょう
オーストリアやスイスに慣れていると、日本の夜は静かに感じるでしょう。日本で本格的なアフタースキーを楽しめるのはニセコだけです。グラン・ヒラフには、フレディーズやワイルド・ビルズ、ブロ・ブロ・バーなど、遅くまでにぎわうバーがあります。それ以外のほとんどの場所では、ルスツ、キロロ、富良野のような大規模リゾートや、本州の大半も含めて、温泉に浸かり、たっぷり夕食をとって早めに休むのが夜の過ごし方です。私は、そこも魅力の一つだと思います。ただ、パーティーを楽しみたいなら、ニセコを選びましょう。
日本でスキーをする費用は?
| 項目 | 一般的な料金(大人1人) |
|---|---|
| 小規模・地元のスキー場の1日券 | 約4,000〜6,000円 |
| 本州の大規模スキー場の1日券 | 約7,000〜10,000円 |
| 白馬バレー券 | 約11,000円 |
| ニセコまたはルスツのピークシーズンの1日券 | 約13,000〜17,000円 |
| スキーまたはスノーボードのレンタルセット | 1日あたり約4,000〜10,500円 |
| スキーウェアのレンタル | 用具とおおむね同程度 |
| プライベートレッスン(インターナショナルスクール) | 時間により約35,000〜85,000円 |
| 東京〜長野の新幹線(片道) | 約8,000円 |
| 宅配便でのスキー用具配送 | バッグ1個あたり約2,000〜3,000円 |
| 東京発・週末の長野行きバスパッケージ | 私たちの竜王週末プランは400米ドル未満 |
スイスと比べると、日本でのスキーは今もお得です。特に本州ではその傾向があります。山のレストランの食事はアルプスより安く、コンビニの朝食は手頃で、数百円で入れる温泉もたくさんあります。費用が最もかさむのは、ピークシーズンのニセコや白馬のような有名なエリアでの宿泊です。
日本のスキーパス:Ikon、Epic、地域パス
- Ikon Pass:北海道のニセコユナイテッドと富良野、長野の志賀高原と斑尾、新潟の妙高杉ノ原とアライ、群馬のMt.T、東北の安比、蔵王温泉、ネコマ マウンテンが含まれます。
- Epic Pass:白馬バレーとルスツが含まれ、それぞれ連続5日間利用できます。チケット窓口で引き換えてください。
- 白馬バレー券:白馬の10スキー場と谷内のシャトルバスを1枚のチケットで利用できます。
- ニセコユナイテッド全山共通パス:ニセコの4エリアと無料シャトルを利用できます。
- 妙高エリア共通パス:妙高の主要エリアを1枚のチケットで楽しめます。
- 志賀高原のチケット:連結したエリア全体を1枚のチケットで滑れます。
対象エリアはシーズンごとに変わるので、購入前に必ずパスのウェブサイトを確認してください。日本のスキー場では、少額の返金可能なデポジット(多くの場合500円)が必要なICカード式リフト券がよく使われています。帰るときにカードを返却機に入れると、デポジットが戻ってきます。
用具・レンタルとスキーの運び方
- レンタル:どのスキー場でも、スキー、スノーボード、ブーツ、ヘルメットをレンタルできます。ウェアのレンタルも広く利用できるので、東京在住でスキーウェア一式を買いたくない人には便利です。グローブとゴーグルは通常、購入が必要です。
- サイズ:小規模な日本のスキー場では、大きなサイズのブーツは数に限りがある場合があります。ニセコや白馬のように海外からの旅行者が多いスキー場では、より幅広いサイズがそろっています。
- 宅急便:ヤマト運輸などの宅配便なら、スキーケースを約2,000〜3,000円で2〜3日で自宅から目的地まで届けてくれます。スキーを先に送れば、バックパックだけで新幹線に乗れます。スキーケースまたはカバーを使ってください。
- スキーは梱包すれば新幹線に持ち込めますが、スペースには限りがあります。新幹線のきっぷの予約方法をまとめた私のガイドでは、座席指定や荷物のルールを解説しています。
ルール・マナー・安全
- ロープの内側で滑る:日本のスキー場のほとんどでは、指定エリアの外で滑ることが禁止されています。ニセコや白馬の一部のスキー場では、公式ゲートからのみバックカントリーに入れます。ロープをくぐるとリフト券を取り上げられることがあり、救助費用も自己負担になります。
- バックカントリー:ビーコン、プローブ、ショベルを携行し、使い方を把握したうえで、パートナーまたは認定ガイドと一緒に行動してください。白馬では、警察にバックカントリーの届出を提出する必要もあります。
- ツリーホール:木の幹の周りに積もった深い雪に、転倒したスキーヤーがはまることがあります。木々の間を滑るときは、パートナーと一緒に行動してください。
- リフト待ちの列:日本のスキーヤーは整然と列に並びます。また、強風でリフトが運休することもよくあります。荒天の日に備えて、代わりの予定を考えておきましょう。
- 保険:スキーとヘリコプター救助を補償する旅行保険に加入してください。バックカントリーには、明示的な補償が必要です。
- マナー:電車や温泉では声を控えめにし、ごみは持ち帰り、スタッフの指示に従ってください。日本のスキー場はとても清潔で、そうしたマナーは周りの人にも伝わります。
スキーと温泉:日本ならではの最高の組み合わせ
日本のスキーを特別なものにしているのが温泉です。野沢温泉、蔵王温泉、草津、赤倉、そして志賀高原の麓にある湯田中・渋温泉郷など、昔ながらの温泉街にあるスキー場もたくさんあります。雪が降るなか、冷えた一日の終わりに露天風呂につかる体験は忘れられません。初めてなら、まずは温泉のマナーガイドを読んで、先に体を洗うこと、裸で入浴すること、タオルを湯船に入れないことを確認しておきましょう。タトゥーに関するルールは施設によって異なるので、タトゥーがある方は日本のタトゥー事情についての記事もチェックしてください。温泉を存分に楽しむなら、伝統的な宿に一泊するのがおすすめです。旅館ガイドでは、費用や食事、予約について紹介しています。スキーエリア以外の温泉も知りたい方は、日本で最も有名な温泉地を取り上げた別府温泉ガイドをご覧ください。
日本で楽しむスキー旅行のモデルプラン
初心者向け:東京発の週末旅行
金曜の夜か土曜の朝に、竜王など長野のスキー場へ向かうバスツアーに参加します。滑りやすいコースでレッスンを受けながら2日間滑り、温泉につかったら、日曜の夕方に東京へ戻ります。僕たちもこのプランから始めましたが、費用は400米ドル未満でした。
東京発の日帰り旅行
朝早く上越新幹線に乗ってGALA湯沢へ向かい、駅ですべての用具をレンタル。午後半ばまで滑ったら、夕食までに東京へ戻れます。新幹線とリフト券がセットになったJRのパッケージを利用すると簡単です。
長野で過ごす1週間
白馬で4日間過ごしたら、野沢温泉へ移動して、スキーと温泉を2日間楽しみます。東京へ戻る前に半日を使って、スノーモンキーと長野市の善光寺を訪れます。
北海道で過ごす1週間
ニセコとルスツで4〜5日間スキーを楽しみ、その後は札幌で2日間過ごします。手稲か国際スキー場で滑る日を設け、2月上旬に訪れるならさっぽろ雪まつりへ。小樽への小旅行や、ジンギスカンの夕食も楽しめます。詳しくは、私の北海道スキーガイドをご覧ください。
ゲレンデ以外も楽しむ冬の旅を計画していますか?日本の冬と、日本を訪れるのに最適な時期についてもご覧ください。
日本でのスキーに関するよくある質問
日本でスキーをする価値はありますか?
はい。日本には世界屈指のパウダースノーがあり、温泉やおいしい食事、安全で清潔なスキー場も楽しめます。料金もアルプスや北米より手頃なことがよくあります。スイスでスキーをしてきた私にとっても、日本はとても楽しく滑れる国のひとつです。
日本のスキーシーズンはいつですか?
多くのスキー場は12月にオープンし、3月下旬から5月上旬にかけて営業を終了します。人工降雪設備のある一部のスキー場は、早ければ11月にオープンします。安定してパウダースノーを楽しめるのは、1月中旬から2月末にかけてです。山形の月山は、春・夏スキーのため、4月ごろから7月ごろまで営業します。シーズン序盤に訪れるなら、天候や祝日については12月の日本ガイドをご覧ください。
日本でスキーをするなら、どこが一番ですか?
パウダースノーなら北海道が一番で、ニセコは総合力の高いリゾートです。長野の白馬バレーには、本州で最も大きな山々と、上級者向けの充実したコースがあります。野沢温泉と蔵王温泉は、スキーと温泉を楽しめる村として特に魅力的です。また、新潟の湯沢エリアは、東京から日帰りで行くのに最も便利です。
北海道と長野、どちらがいいですか?
北海道は雪質がより軽く乾燥していて、1週間以上のパウダースノー目的の旅行に向いています。長野には標高の高い山々やアルプスの景色、昔ながらの温泉街があり、東京から数時間で行けるため、週末旅行や初心者、スキーと観光を組み合わせたい人にぴったりです。旅行が一度きりで、パウダースノーが好きなら北海道を選びましょう。東京に住んでいる方や、文化も楽しみたい方には長野がおすすめです。
日本でのスキー旅行にはいくらかかりますか?
東京発の週末旅行なら、交通費、宿泊費、用具代を含めて400米ドル未満で楽しめることもあります。私たちの竜王への旅行もそうでした。白馬やニセコで1週間過ごす場合は、航空券、宿泊費、リフト券、レンタル代がかかり、費用はずっと高くなります。特に、繁忙期の宿泊費が大きな要因です。リフト券は、小規模なスキー場の約4,000円から、北海道で最も高額なスキー場の約17,000円まで幅があります。
東京から日帰りでスキーに行けますか?
はい。冬は新幹線の駅が併設されるガーラ湯沢が、いちばん手軽です。軽井沢プリンスホテルスキー場までは東京から約1時間15分です。苗場、かぐら、岩原や群馬のスキー場も日帰りで楽しめます。新宿発の日帰りスキーバスは白馬や長野のほかのスキー場にも向かいますが、乗車時間は長めです。
東京近郊で初心者におすすめのスキー場はどこですか?
日帰りなら、ガーラ湯沢か軽井沢プリンスホテルスキー場がおすすめです。費用を抑えた週末旅行なら、彼女がスキーを覚えた長野の竜王スキーパークか、新潟の岩原が候補です。規模の大きなスキー場がよければ、白馬の栂池には幅が広く緩やかな斜面があります。
日本のスキー場は、まったくの初心者にも向いていますか?
とても向いています。ほとんどのスキー場には初心者専用エリアや緩やかな斜面があり、スタッフも親切で丁寧に対応してくれます。主な課題はレッスンの言語なので、英語での指導が必要なら、英語を話すインストラクターを事前に予約してください。
日本でスキーをするのに、日本語は必要ですか?
いいえ。ニセコ、白馬、野沢、ルスツ、富良野では英語が広く通じます。小規模なスキー場でも案内表示が日英併記の場合が多く、チケットの購入や用具のレンタルなら、翻訳アプリと笑顔があれば十分です。
日本でスキーウェアをレンタルできますか?
はい。ほとんどのスキー場では、スキーやスノーボード、ブーツ、ヘルメットに加え、ジャケットやパンツもレンタルできます。グローブ、ゴーグル、帽子は通常購入が必要ですが、スキー場のショップや都市部のスポーツ用品店で買えます。
日本にアプレスキーを楽しめる場所はありますか?
本格的なアプレスキーを楽しめるのは、ニセコくらいです。ほかのスキー場では、温泉に入り、ゆっくり夕食をとって早めに休むのが夜の過ごし方です。白馬のように国際色豊かなエリアにはバーやレストランがいくつかありますが、アルプスには及びません。
日本でアイコンパスが使えるスキー場はどこですか?
ニセコユナイテッド、富良野、志賀高原、斑尾、妙高杉ノ原、アライマウンテンリゾート、Mt.T、安比、蔵王温泉、ネコママウンテンです。提携先は変更されることがあるため、購入前にアイコンのウェブサイトで確認してください。
日本でエピックパスが使えるスキー場はどこですか?
長野の白馬バレーと北海道のルスツです。どちらも、チケット窓口で受け取る連続5日分の利用が含まれています。
日本ではゲレンデ外のスキーはできますか?
一般的にはできません。ただし、ニセコや白馬の一部のスキー場のように、公式のゲートシステムがある場合は別です。それ以外の場所でロープの外を滑ると、リフト券を無効にされたり、救助費用を請求されたりすることがあります。バックカントリーに入る場合は、雪崩対策装備を携行し、資格を持つガイドを雇ってください。
日本のスノーモンスターとは何ですか?
スノーモンスター(樹氷)は、樹木が厚い霧氷や雪に覆われ、奇妙な巨大な姿に見える現象です。最も有名なのは山形県の蔵王温泉で、2月中旬ごろが見頃です。夜にライトアップされる日もあります。
スキー旅行中にスノーモンキーを見られますか?
はい。地獄谷野猿公苑のスノーモンキーは、志賀高原のすぐ下にあり、竜王や野沢、長野市からも近いです。森の中を約30分歩く時間も含めて、訪問には半日ほどかかります。行き方はスノーモンキーガイドで紹介しています。
スキー場の温泉は、タトゥーがあっても利用できますか?
施設によって異なります。タトゥーがあっても利用できる温泉もあれば、小さなタトゥーならカバーシールで隠せば入れるところ、貸切風呂を用意しているところもあります。一方で、見えるタトゥーを断る施設もあります。タトゥー禁止の場所で隠して入ろうとするのはやめましょう。詳しくは日本のタトゥーに関するガイドをご覧ください。
日本で無料でスキーはできますか?
19~22歳なら、オンラインで登録すると、ユキマジ!の対象となる多くのスキー場でリフト券が無料になります。北海道の富良野や新潟の妙高杉ノ原など、幼い子どもが無料で滑れるスキー場もあります。
日本のスキー場へスキーを送るには?
ヤマト運輸の宅急便などの配送サービスを利用しましょう。空港やホテル、コンビニからスキー場のホテルへ、荷物1個あたり約2,000~3,000円で、2~3日で送れます。新幹線に載せて運ぶよりずっと楽です。
帰国するとき、ICリフトカードはどうすればいいですか?
多くのスキー場では、ICカードに約500円の返金可能なデポジットがかかります。利用後にカードを券売機かチケット窓口に返却すると、デポジットが戻ってきます。次回の訪問に備えて、カードを持ち帰ってチャージできるスキー場もあります。
日本のスキー場はどれくらい寒いですか?
本州のスキー場では、気温が氷点下10度を大きく下回ることはあまりありません。北海道はさらに寒く、道央では氷点下20度を下回ることもあります。風が吹くと体感温度はさらに下がるので、ネックウォーマーとしっかりした手袋を持っていきましょう。
日本でスキーをするほうが、スイスより安いですか?
たいていの場合はそうです。本州のリフト券は、スイスの大規模リゾートより安いことが多く、食事や温泉も手頃です。東京発のお得なパッケージも魅力的です。ただし、ピークシーズンのニセコとルスツは例外で、宿泊費や一部のリフト券はアルプス並みの価格になります。
日本でのスキー旅行には何日必要ですか?
東京からなら、新潟や長野へ1日または週末に出かけるのがおすすめです。海外から来る場合は、少なくとも1週間を予定し、できれば白馬と野沢、またはニセコと札幌のように、2つのエリアを組み合わせるといいでしょう。パウダースノーを楽しむ日や温泉、観光の時間も確保できます。
休息日には何をすればいいですか?
雪猿を見に行ったり、長野市や松本を散策したり、白川郷の合掌造りの民家を訪ねたりしてみましょう。北海道なら、小樽や白い恋人パークへ足を延ばすのもいいですね。疲れた脚を癒やすには、温泉にゆっくり浸かるのが一番です。
最後に
日本のスキーは、雪だけが魅力ではありません。もちろん、雪だけでも訪れる理由になります。新幹線で山へ向かい、雪をかぶった木々の間をパウダースノーの上で滑り、雪が舞うなか温泉に浸かり、一日の終わりにラーメンや日本酒、ジンギスカンを味わう。そんな体験も楽しみのひとつです。初心者なら、竜王のような東京近郊の手頃な場所から始めてみてください。最高のパウダースノーを味わいたいなら、北海道へ。山と文化、温泉を一緒に楽しみたいなら、長野は外せません。
ゲレンデ以外の日本での暮らしや旅について知りたい方は、日本の旅を深く楽しむガイド、日本の田舎を巡るガイド、そしてスキー旅行の前後に楽しめる東京のおすすめスポット一覧もご覧ください。
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