日本はかつて現金社会として知られていました。状況は大きく変わり、現在は消費者の支払いの半分以上がキャッシュレスで、ほとんどのホテルやチェーン店、コンビニでカードが使えます。ただし、小さな飲食店や寺院、市場、地方では今も現金が欠かせません。東京で3年間暮らすなかで、この変化を目の当たりにしてきました。このガイドでは、旅行者向けに日本でのお金の使い方を紹介します。現金やカード、ATM、モバイル決済について説明します。
日本のお金:要点まとめ
- 海外で手数料を抑えて使えるカード(Visa、Mastercard、JCB。Amexは使える場所がやや限られます)を持っていきましょう。
- 小さな店や寺院、市場、屋台、券売機で使うために、現金もいくらか持ち歩きましょう。
- 現金は、外国発行のカードのほとんどに対応し、24時間利用できるセブン-イレブンのATMで引き出せます。
- 支払い時は、必ず自国通貨ではなく日本円を選びましょう。
- チップは不要です。
現金とカード、どちらを使う?
| 場所 | カードは使えますか? |
|---|---|
| ホテル、百貨店、チェーン店のレストラン | ほぼいつでも使えます |
| コンビニ、スーパーマーケット | 使えます。ICカードも利用できます |
| 電車、地下鉄 | ICカードのほか、JR以外の多くの路線ではタッチ決済対応のクレジットカードも使えます |
| 小さなレストラン、居酒屋、ラーメン店 | 現金のみの店が多く、ラーメン店の券売機も現金のみの場合があります |
| 寺院、神社、お賽銭箱 | 現金 |
| 市場、お祭り、屋台 | ほとんどが現金 |
| 地方、小さな旅館、都市部以外のタクシー | さまざまです。現金を用意しておきましょう |
目安として、1日分の現金、たとえば1万円から2万円ほどを持ち歩き、高額の支払いにはカードを使うとよいでしょう。

日本で使えるカードは?
- VisaとMastercardは広く使えます。
- 日本のカードブランドであるJCBは、ほとんどどこでも使えます。
- American Expressは多くのホテルやチェーン店で使えますが、小規模な店では使えないことがよくあります。
- WiseやRevolutなどのトラベルカードは、ATMでの利用やタッチ決済に便利です。無料出金の利用枠はアプリで確認しましょう。
- Apple PayとGoogle Payは、多くの店や一部の鉄道で使えます。
日本のATM
| ATM | 海外発行カード | 備考 |
|---|---|---|
| セブン-イレブン(セブン銀行) | Visa、Mastercard、アメックス、JCB、銀聯、Maestro、Cirrusなど | 24時間利用可能、英語メニューあり、すべてのセブン-イレブンに設置 |
| ゆうちょ銀行 | ほとんどの国際カード | 郵便局に設置。利用時間が限られる場合があります |
| ファミリーマートとローソンのATM | 多くの海外発行カード | カードによって利用できるかどうかが異なります |
| 一般的な日本の銀行ATM | 対応していないことが多い | 国際カードのロゴが表示されている場合を除き、利用は避けましょう |
- ATMの利用手数料は、多くの場合、数百円程度です。これに加えて、利用している銀行の手数料がかかる場合があります。
- 1回あたりの引き出し限度額は、5万円から10万円程度のことがよくあります。
- ATMで自国通貨への換算を勧められたら、断って日本円を選びましょう。そのほうが為替レートが有利です。

両替
空港や銀行、両替店で現金を両替できますが、通常は数%の手数料が上乗せされています。多くの場合、旅行用カードを使ってATMで円を引き出すほうが、出発前や空港で両替するよりお得です。現金を持っていく場合は、空港よりも市街地の大きな両替店のほうが、通常はレートがよいです。
ICカードとモバイル決済
- ICカードのSuicaやPASMOは、電車やバス、コンビニ、自動販売機、コインロッカーの支払いに使えます。SuicaとICカードのガイドもご覧ください。
- タッチ決済対応のクレジットカードは、多くの地下鉄や私鉄で、改札にタッチするだけで乗車できます。
- 日本で人気のQRコード決済アプリPayPayは、通常、日本の電話番号が必要です。AlipayやKakao Payなど一部のアジア系決済アプリを使っている旅行者はPayPay対応店で支払えますが、ヨーロッパからの旅行者の多くは利用できません。

免税での買い物
旅行者は、同じ日に同じ店舗で5,000円以上購入し、パスポートを提示すると、免税で買い物ができます(10%の節約になります)。日本では還付方式が採用されています。まず商品代金を全額支払い、空港で荷物を預ける前に税関で商品を確認してもらい、その後に税金が戻ってくるため、パスポート、レシート、購入品は一緒に保管しておきましょう。詳しくは日本旅行にかかる費用のガイドをご覧ください。
チップとその他のお金にまつわる習慣
- チップを渡す習慣はなく、渡すとかえって戸惑わせてしまうことがあります。感謝の気持ちを伝えるだけで大丈夫です(詳しくは日本のチップ事情ガイドをご覧ください)。
- お金は直接手渡すのではなく、レジにある小さなトレーに置きます。
- 多くの居酒屋では、お通しと呼ばれる小皿が出され、少額のお通し代がかかります。これは一般的な習慣です。
- 小銭入れを持っておくと便利です。100円玉や10円玉がたくさん集まり、コインロッカーや自動販売機で使えます。
日本の習慣についてさらに知りたい方は、日本のマナーガイドとコンビニガイドもご覧ください。
旅行前に購入できるチケット:
日本のお金に関するよくある質問
日本は今も現金社会ですか?
以前ほどではありません。現在、消費者の支払いの半分以上はキャッシュレスですが、小さな飲食店や寺院、市場、地方では今も現金が必要です。
日本では現金をいくら持ち歩けばいいですか?
多くの旅行者なら、1日あたり1万〜2万円ほどあれば十分です。高額な支払いにはカードを使うといいでしょう。
日本で海外発行のカードが使えるATMはどれですか?
最も頼りになるのはセブン-イレブンのATMで、24時間利用でき、英語表示にも対応しています。ゆうちょ銀行のATMのほか、ファミリーマートやローソンのATMも多くの場合使えます。
日本に行く前に両替しておくべきですか?
必ずしも必要ありません。到着後に使う分だけ少額を用意しておくのはよいですが、手数料の安い旅行用カードを使ってATMで円を引き出すほうが、たいていお得です。
日本ではどこでもクレジットカードを使えますか?
ほとんどのホテル、大手チェーン店、コンビニでは使えます。一方、小さな個人店や寺院、市場では使えないことがよくあります。
日本ではアメリカン・エキスプレスを使えますか?
ほとんどのホテルや大手チェーン店では使えますが、小さな店では使えないことも多いです。予備としてVisaかMastercardも持っていきましょう。
旅行者もPayPayを使えますか?
PayPayの利用には通常、日本の電話番号が必要です。一部のアジア系電子決済サービスを利用している旅行者はPayPay加盟店で支払えますが、ヨーロッパからの旅行者の多くは利用できません。
日本円と自国通貨、どちらで支払うべきですか?
必ず日本円を選びましょう。自国通貨で支払うと、店やATMが為替レートを設定するため、通常は不利なレートになります。
まとめ
日本でのお金のことは、ルールさえ知っていれば簡単です。使いやすい旅行用カード、近くのセブン-イレブンのATM、少額の支払いに使うICカード、そして手元の現金。この組み合わせがあれば、ほとんどの場面に対応できます。
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