4月は日本を訪れるのにとても人気のある月です。それには理由があります。気候は穏やかで、桜前線は日本列島を北へ進み、学校や企業の年度が4月1日に始まるため、国全体が新たなスタートを迎える雰囲気に包まれます。その一方で、混雑し、ホテル料金も高くなります。特に月の初めの1週間と、ゴールデンウィークが始まる4月29日以降は注意が必要です。
手短に言うと、東京・京都・大阪の桜を楽しむなら4月上旬、北の地域で遅咲きの桜や春祭りを楽しみ、街の混雑も少し避けたいなら4月中旬から下旬がおすすめです。どちらの場合も宿泊先は早めに予約しましょう。国内旅行のピーク時期を気にしないのでなければ、月末ぎりぎりは避けるのがよさそうです。

4月の日本の天気
日本の大部分では4月は春ですが、南北に長い国なので、気温は地域によって大きく異なります。朝晩はまだ肌寒く感じることがありますが、晴れた午後は初夏のように感じられることもよくあります。雨が降ることもありますが、長雨になるより、短時間の雨が降ることが多いです。
| 地域 | 日中の気温の目安 | 夜の気温の目安 | 体感 |
|---|---|---|---|
| 東京 | 約17~20°C | 約9~11°C | 過ごしやすく、夜は薄手の上着があると便利 |
| 京都・大阪 | 約18~21°C | 約8~11°C | 東京と同じくらい。京都は朝の冷え込みが強め |
| 広島 | 約18~20°C | 約8~10°C | 穏やかで、日中は寒くない |
| 長野・アルプス | 約13~17°C | 約2~5°C | 肌寒く、山頂にはまだ雪が残る |
| 札幌 | 約9~13°C | 約1~4°C | まだ寒く、冬用コートが役立つ |
| 沖縄 | 約23~25°C | 約18~20°C | 暖かく、ひと足早いビーチシーズン |
これらは大まかな平均気温なので、出発の数日前には必ず天気予報を確認してください。重ね着がいちばん便利です。Tシャツ、薄手のセーター、軽いジャケットがあれば、大都市では月の大半を快適に過ごせます。春の日本旅行の持ち物は、重ね着できる服と歩きやすい靴が中心です。
4月の桜
4月を選ぶ人が多い主な理由は、桜の季節です。例年、東京・京都・大阪では3月下旬から4月上旬に満開を迎えます。その後、桜前線は北へ、そして山間部へと進みます。東北では通常4月中旬から下旬、北海道では4月下旬から5月上旬ごろに見頃を迎えます。
満開の時期は1週間ほどしかなく、雨や風であっという間に終わってしまうこともあります。日程に余裕があるなら、最初の数日は主要都市で過ごし、その後の旅程はあえて決めすぎず、桜前線を追って北上できるようにしておきましょう。公園や川沿いの散策スポットについては、東京のおすすめ桜スポットと、東京の桜シーズン全般についてのガイドをご覧ください。品川や石神井公園、そして上野の春祭りでの花見についても書いています。
東京に住んでいた頃のお気に入りの花見スポットは、皇居のすぐ隣にあるお堀、千鳥ヶ淵です。桜の枝が水面に垂れかかる景色が楽しめます。満開の頃はとても混雑します。人混みを避けて桜を見たいなら、吉祥寺へ行き、井の頭公園のあたりで場所を見つけてみてください。

4月の祭りとイベント
4月は春のイベントが盛りだくさんです。開催日は年によって少し変わることがあるので、旅行前に必ず確認してください。
- 花見:桜が咲く各地の都市で、月を通して楽しめます。地元の人たちはピクニックシートや食べ物、飲み物を持って公園に集まります。
- 高山祭(春の高山祭):4月中旬に日枝神社周辺で開催され、豪華に飾られた大きな屋台が登場します。詳しくは、私の高山の日枝神社の記事をご覧ください。
- かなまら祭り:川崎で開催される、全国的に有名な珍しい子宝祈願のお祭りです。通常は4月の第1日曜日に行われます。
- 花の祭り:桜の季節が終わると、富士山周辺の芝桜、東京の北に広がるネモフィラ畑、藤のトンネルが、4月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。
- 立山黒部アルペンルートの開通:北アルプスを通るルートは、通常4月中旬に再開し、道路沿いには高い雪の壁が連なります。私の立山黒部ガイドで、ルートの楽しみ方を紹介しています。
4月には、暗くなってから堀沿いの桜がライトアップされる、皇居近くの夜桜ライトアップを見に行きました。そのすぐ隣にある皇居外苑も、桜を楽しむのにおすすめの場所です。東京の公園では昔ながらの花見にも何度も参加しました。桜そのものと同じくらい、花見も4月の風物詩です。

4月の楽しみ方
春の気候は散策にぴったりなので、4月は街歩きや庭園巡り、日帰り旅行に最適な時期です。
- 東京:川沿いの散策、公園でのピクニック、夜桜ライトアップ、そしてテラス営業を再開するルーフトップバーを楽しめます。
- 京都:春の花が彩る寺社、比較的静かな早朝、地区から地区へ歩くのにうれしい長い日照時間が魅力です。
- 大阪:花が咲く大阪城公園、夜の食べ歩き、そして通常4月中旬に約1週間一般公開される造幣局の桜の通り抜けを楽しめます。
- 地方:山間部ではまだ春が始まったばかりなので、長野などで桜を見るなら4月下旬がおすすめです。

混雑、料金、ゴールデンウィーク
桜が見頃を迎える時期は、特に週末に電車や公園が混み合います。東京や京都では桜の季節にホテル料金が上がり、人気の旅館は数か月前に予約が埋まることもあります。
さらに混雑に注意したいのがゴールデンウィークです。4月29日の昭和の日から始まり、5月上旬には祝日が続きます。この時期は多くの日本人が一斉に旅行するため、新幹線の座席や高速バス、人気エリアのホテルは満席になり、料金も上がります。可能であれば、4月29日より前に旅行を終えるか、5月の第1週が過ぎてから出発する計画を立ててみてください。
この月に比較的ゆっくり過ごせるのは、例年、中心部の桜が散ったあとからゴールデンウィークが始まるまでの4月中旬です。日程に融通が利くなら、5月の日本を紹介する私の記事を読んでみてください。ゴールデンウィーク後の数週間がすばらしい代替案になる理由をお伝えしています。
花粉症の季節
多くの旅行者が意外に思うことのひとつが、日本では4月も花粉の季節だということです。春先にはスギ花粉がピークを迎えますが、ヒノキ花粉は4月まで続きます。アレルギーがある方は、薬を持参するか、日本のドラッグストアで購入してください。日本の花粉症についての私の記事では、マスクや眼鏡、薬について紹介しています。
私自身の体験をお話しします。東京で暮らし始めた最初の2年間は、花粉がまったく気になりませんでした。ところが、3年目の春にはひどい症状が出ました。日本の花粉症は、何年か花粉にさらされたあとに始まることもあります。自宅ではアレルギーがなかった方も、念のため何か準備しておくと安心です。
日本を訪れるなら4月がベスト?
多くの旅行者にとっては、そうです。4月は穏やかな気候と長い日照時間に加え、日本文化で最も有名な季節を楽しめます。一方で、穴場の時期ではありません。似たような気候で人出が少ない時期を選ぶなら、10月下旬や11月がおすすめの代替案です。四季を通じた詳しい比較は、日本旅行のベストシーズンの記事をご覧ください。
よくある質問
4月の日本は寒いですか?
主要都市では、それほど寒くありません。東京、京都、大阪、広島の日中の気温は、通常17〜21°Cほどです。朝晩は涼しいので、薄手のジャケットを持っていきましょう。北海道や山間部は、まだ寒さが残ります。
4月の広島は寒いですか?
4月の広島は穏やかな気候で、日中は18〜20°Cほどと過ごしやすく、夜は涼しくなります。夜に備えて、セーターか薄手のジャケットがあれば通常は十分です。
3月と4月の日本はどれくらい寒いですか?
3月は明らかに肌寒く、東京の日中の気温は10〜15°Cほどで、朝は冷え込むことがよくあります。3月について詳しくは、私の3月の日本ガイドをご覧ください。4月は数度暖かくなり、月の半ばには本格的な春を感じられます。
4月の大阪では何ができますか?
大阪城公園の桜や、4月中旬の造幣局の桜の通り抜け、道頓堀や新世界での食べ歩き、京都・奈良・神戸への気軽な日帰り旅行を楽しめます。大阪は関西エリアを巡る拠点としても便利です。
4月の桜はいつ咲きますか?
例年、主要都市では3月下旬から4月上旬に見頃を迎え、東北地方では4月中旬から下旬、北海道では4月下旬から5月上旬ごろが見頃です。開花予想は毎年春に発表されるので、予約前に確認してください。
ゴールデンウィークは日本旅行に向いていませんか?
旅行に向いていないわけではありませんが、春の国内旅行が最も混み合う時期です。交通機関やホテルの料金は高くなり、人気スポットも混雑します。この時期に旅行するなら、すべて早めに予約してください。
4月のホテルは早めに予約する必要がありますか?
はい。東京や京都で桜を楽しむ時期に旅行するなら、数か月前に予約すると、選択肢が増えて料金も抑えやすくなります。
事前に計画を立てれば、4月は日本を楽しむのにすてきな月です。旅程のアイデアは、私の日本旅行モデルコースをご覧ください。早めに予約し、重ね着できる服を用意して、この季節を楽しんでください。
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